ビジネスマンなら身につけておきたい必須スキルとは

ビジネスマンに必須のスキルとしては、業務知識・業務遂行能力、対人関係能力、概念化能力の3つがよくあげられます。新入社員の頃に重要になるのは、業務知識・業務遂行能力などの専門的な能力となります。これはITエンジニアならばプログラミングの知識や経験などとなるでしょう。外資系企業ならば外国語の能力が重要になります。

キャリアアップをするにつれて、対人関係能力が重要になっていきます。これはコミュニケーション能力、交渉力、プレゼンテーション能力などとなります。友達が多い、初対面の人とでもすぐに打ち解けられるといった能力を持った人も対人関係能力が優れた人です。こういった能力は当然に身につけられているものと考えられやすいですが、経験を積むことで磨くことができます。

概念化能力というのは、考える能力全般のことを言います。問題解決能力なども概念化能力のうちの1つです。会社全体を見渡す能力でもあるので、経営者などのトップの人はこの能力が優れている傾向です。

対人関係能力と概念化能力については向上させることが難しい能力であると言われています。本人のもともとの性格や気質などにも依存します。しかし、向上させる方法がないわけではありません。

概念化能力を磨くためには経験を積むことです。組織の中でさまざまな部署・部門を経験することでそれぞれの役割、部門間の関係について理解をすることができるようになっていきます。

新卒採用の人はまずは総合職採用をされて、さまざまな部署を経験し、最終的に一番合っていると思われる部署に落ち着くという流れになることが多いですが、これは概念化能力を磨くためというのが1つの目的です。ほかには、優秀な指導者のもとで学ぶという方法なども有効です。