新・社会人が知っておきたいビジネスの常識って?

人生においてもっとも大きな変化は初めての就職ではないでしょうか。学生時代はアルバイトをしていた経験があっても、多くの場合、社員とアルバイトでは業務にも責任にも大きな差があり、知っておくべきこともさまざまあります。学生時代に精力的にアルバイトをしていると、「意外と社会人なんて余裕?」と思ってしまいがちですが、実際に社員として働くことで「こんなこともするのか…」と社会の複雑さに驚くこともあるでしょう。

社会人と学生の大きな違いのひとつに、上下関係があります。今までは上下関係といっても、学校であれば2~3歳上の同年代によるもので、大きな差ではありませんでした。バイト先も同様で、どれほど年の差があっても10歳差程度が関の山だったでしょう。ところが企業に就職すると、場合によっては親子ほど年の離れた人の部下になることもあります。また、グループ長や部長など、さまざまな「○○長」があり、自分よりも役職が上だということは分かっても、役職者同士で誰がもっとも位が高いのか、すぐには分からずに困ってしまうケースもあるでしょう。

学生のうちはちょっとしたミスをしても「まあ、学生だから…」と大目に見てもらえましたが、就職して社員となってしまってはそうはいきません。社会に不慣れな新入社員のうちに大きな失敗をしてしまわないように、新入社員がつまづきがちな社会の常識を確認しておきましょう。

おさえておきたいビジネスの常識 3選

知らないと「常識知らず」まっしぐら 敬語

「コンビニ敬語」や「ファミレス敬語」、あるいは「バイト敬語」と呼ばれる言葉をしっていますか?私たちが普段耳にしている、敬語らしく聞こえてしまう言葉のことです。普段の生活の中でも耳にする「~円からお預かりいたします」「××でよろしかったでしょうか?」というフレーズに対し、何の疑問も持っていなかった人がほとんどでしょう。敬語を間違えてしまうと、敬意を表明するどころかむしろ失礼に当たります。

社会人で特に注意が必要なのは「~でよろしかったでしょうか」というフレーズです。「よろしかった」は過去形であるため、1度目の確認で使うことは正しくありません。「~でよろしいでしょうか」と聞くようにしましょう。

また、何かを頼まれたときに「了解です」「了解しました」というのは、実はマナー違反です。堅苦しく感じるかもしれませんが、「承知しました」「かしこまりました」と答えましょう。

自己判断は要注意 報連相

人によっては、アルバイト時代でも気をつけていたかもしれませんね。しかし、社会人の報連相はアルバイトの報連相とは大きく性質が異なります。

アルバイト時代は「困ったら、責任がある社員の人に任せればいいや」という意識があったことでしょう。確かにアルバイトは大きな責任がないことが魅力的な働き方です。

しかし社員となったら、分からないことをそのままにしたり、勝手な判断で物事を進めたりしては大問題になります。だからと言って誰かに丸投げにしては自分の成長が見込めません。そこで、上司に指示を仰ぐ必要があります。

初めのうちは何をすればいいのか、どのように考えればよいのかすらも分からないことがほとんどでしょう。分からないことを「分からない」ということは決して恥ずかしいことではありません。むしろ、初めのうちしか聞けないのだから積極的に何が「分からない」のかを報告し、相談することで「やる気のある新入社員だ」と周囲の人から評価を受けられる可能性があります。

立派な社会人になるための重要ポイント お祝い

同じ会社にしばらく勤めていると、社内のみならず社外の人とも関係が深まることがあります。取引先が事務所を移転するなど、大きな変化があった場合はお祝いを贈ることが一般的です。友人や家族に渡すお祝いであれば心がこもっていれば内容はほとんど関係ありません。しかし、ビジネスにはお祝いにも厳格なマナーがあり、これを守っていなければ贈った本人のみならず会社の名前や評判を落としてしまう可能性があります。

とはいえ、心配する必要はありません。ビジネスのお祝いギフトであれば、定番のものがあります。その一例が胡蝶蘭です。胡蝶蘭であればなんでも良い、というわけではなく、AOYAMA HANAMOのように宮内庁御用達の胡蝶蘭を扱っているような、最高級の花を贈ることでお祝いの気持ちを十二分に伝えることができます。ビジネスシーンで活用できる胡蝶蘭ギフト一覧